平成29年6月1日、神奈川県弁護士会環境委員会は、日本弁護士連合会環境委員会と合同で鎌倉広町緑地を調査しました。
鎌倉広町緑地とは、鎌倉市西部に広がる都市林の呼び名です。首都圏に位置し、周囲を住宅地に囲まれていながら、タヌキなどの哺乳類、オオタカなどの鳥類、ヤマユリなどの植物等が生息しており多様な生態系が維持されています。
この緑地は、約40年前、住宅開発が進められようとしていましたが、近隣住民をはじめとする市民の反対運動が巻き起こり、国、神奈川県を動かして、神奈川県、鎌倉市がこの緑地を買い取り緑地保存がなされたものです。
入場は自由ですが、生態系を維持保存するため、緑地内の動植物を持ち出さない、外部から動植物を持ち込まないということは守りましょう。
「緑地内から鎌倉山方面を望む」
「再生された水田」
山を登っていくと相模湾を望む眺望が出迎えてくれます。
平成28年7月1日から同7月4日にかけて、神奈川県弁護士会環境委員会により、対馬・壱岐調査を行いました。神奈川県環境委員会が対馬調査を行うのは、平成20年に続き2回目です。
今回調査の主たる目的は、国の天然記念物であり、絶滅危惧種の内でも最も絶滅の危険の大きい分類に属するツシマヤマネコの生息状況を追跡調査するでした。残念ながら、ツシマヤマネコの生息状況は前回調査時と横ばいもしくは減少であり、その生息数は80頭から100頭程度と推定され、絶滅が迫っています。今回、野生のツシマヤマネコに巡り合うことはできませんでしたが、野生生物保護センターで保護・飼育されている「福馬」君には会うことが出来ました。「福馬」君の名前の由来について、興味のある方は「対馬野生生物保護センター」のHPをご参照ください。
「福馬」君
また、対馬には、およそ1300年前の防人たちが築いた金田城址があり、その城壁である石塁がいまだに残っています。この金田城は、白村江の戦いに敗れた倭国が、国土防衛のために築いた城であり、その後、100年前に旧日本軍が要塞として整備して巨大な砲台が備え付けられました。旧日本軍か整備して利用できたことは、防人たちが金田城を築いた当時の土木技術の水準が高かったことを示すのではないでしょうか。
「金田城壁址石塁」
「金田城のある城山山頂からの眺め」
さらに、壱岐では、島に存在する多くの古墳を調査しました。壱岐には長崎県内の遺跡の6割が壱岐に存在します。壱岐は、南北17km・東西14kmと決して大きな島ではありませんが、対馬と並び、日本と大陸との中継地点であり、交易に関わった島の豪族が大きな力を持っていたことが伺われます。
「壱岐掛木古墳」
「壱岐猿岩」
平成27年11月24日、明治大学法曹会と明治大学および明治大学法科大学院と共催で、
平成27年度司法試験合格者激励会が明治大学アカデミーコモンにおいて開催されましたので出席いたしました。