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2016年7月1日(金)
対馬・壱岐調査

平成28年7月1日から同7月4日にかけて、神奈川県弁護士会環境委員会により、対馬・壱岐調査を行いました。神奈川県環境委員会が対馬調査を行うのは、平成20年に続き2回目です。
今回調査の主たる目的は、国の天然記念物であり、絶滅危惧種の内でも最も絶滅の危険の大きい分類に属するツシマヤマネコの生息状況を追跡調査するでした。残念ながら、ツシマヤマネコの生息状況は前回調査時と横ばいもしくは減少であり、その生息数は80頭から100頭程度と推定され、絶滅が迫っています。今回、野生のツシマヤマネコに巡り合うことはできませんでしたが、野生生物保護センターで保護・飼育されている「福馬」君には会うことが出来ました。「福馬」君の名前の由来について、興味のある方は「対馬野生生物保護センター」のHPをご参照ください

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「福馬」君

また、対馬には、およそ1300年前の防人たちが築いた金田城址があり、その城壁である石塁がいまだに残っています。この金田城は、白村江の戦いに敗れた倭国が、国土防衛のために築いた城であり、その後、100年前に旧日本軍が要塞として整備して巨大な砲台が備え付けられました。旧日本軍か整備して利用できたことは、防人たちが金田城を築いた当時の土木技術の水準が高かったことを示すのではないでしょうか。

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「金田城壁址石塁」

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「金田城のある城山山頂からの眺め」

さらに、壱岐では、島に存在する多くの古墳を調査しました。壱岐には長崎県内の遺跡の6割が壱岐に存在します。壱岐は、南北17km・東西14kmと決して大きな島ではありませんが、対馬と並び、日本と大陸との中継地点であり、交易に関わった島の豪族が大きな力を持っていたことが伺われます。

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「壱岐掛木古墳」

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「壱岐猿岩」
更新日時:2016年8月9日 11:34 am